続 KVM (virtio) のI/Oパフォーマンス
測定環境は下記のとおり。
- ホスト: Ubuntu 9.10 Server (amd64)
- CPU: AMD Opteron 2218 x2
- チップセット: nVidia MCP55Pro
- SSD: Intel X25-M 80GB (SSDSA2MH08)
Mode (concurrency) | KVM Guest | KVM Host | % |
---|---|---|---|
Write (1) | 320 | 521 | -39% |
Write (4) | 378 | 467 | -19% |
Write (16) | 580 | 692 | -16% |
Read (1) | 2,080 | 3,370 | -38% |
Read (4) | 1,990 | 5,230 | -62% |
Read (16) | 2,280 | 8,940 | -74% |
並走性を上げても読み込みパフォーマンスが向上しない。HDDのベンチマークではパフォーマンス向上が観測されていた (KVM (virtio) のI/Oパフォーマンス評価 - kazuhoのメモ置き場) ので、2,000IOPS あたりで仮想化レイヤのボトルネックにひっかかっている可能性がある。
また、書き込みの並走性を上げるとパフォーマンスが向上しているのが気になる。ext3 なのでパフォーマンスが伸びてはいけないはずの部分 (ゲストのカーネル内で直列化されるので)。ただ、他の VM がお仕事をしているマルチコアな環境なので、コンテクストスイッチの量によってこういうベンチマーク結果になっているのかも。