「Linux-DBシステム構築/運用入門」がすごい - あなたのシステム、ガラパゴス化していませんか?

松信さんがやってくれました。

Linux-DB システム構築/運用入門 (DB Magazine SELECTION)

ずいぶん前からデータベースの「正しい」構築と運用方法についてまとめた本はないかなーと思ってました。自分はこれまで、様々なネットワークアプリケーションのプログラミングやデータベースの設計、チューニングを行ってきています*1が、問題が解決できたようには見えても、果たしてそれが最適な解決策だったのか不安に感じることがありました。それは、体系的な知識に欠けているからです。だから、網羅的な教科書がほしいなぁって思ってたんです。

とあるインターネットでこの前、松信さんから「いま書いてる」って話を聞いて、一部を見せていただいたりしたんですが、つい昨日、手元に届きました。やったね☆

名前は「Linux-DBシステム構築/運用入門」。「入門」と銘打たれているものの、基礎的な知識から、なぜそうなるのか、どう応用すればいいのか、といった点まで広くカバーしている*2、全方位的な隙のない、MySQL の中の人として実際にコンサルティングやコーディングに関わっている氏ならではの一冊です。

すばらしい! こういうのが欲しかったんです。この本を読んでおけば、明後日の方向をむいたガラパゴス的なチューニングをしてしまう、ということもなくなるのではないでしょうか。ただまだ届いたばかりなので読み込めてはいません。これから読み込んで、正しいデータベースの設計と運用に励んで行きたいと思います。

ありがたやありがたや。

PS. 著者の松信氏による紹介はOpen database life: 新書籍「Linux-DBシステム構築/運用入門」になります。あわせてお読みください。

参考: Big Sky :: ヘッダファイルだけでC++から使えるJSONパーサ「picojson」が凄い!, mysql と drizzle の負荷テストツール「skyload」が凄い! - kazuhoのメモ置き場

*1:Kazuho@Cybozu Labsを見ていただければいいかと

*2:たとえばレプリケーション関連のトピックでいうと、DRBD、非同期、マスターマスター、semi-sync、データセンター間、といった様々な手法が採り上げられています