SSD がコモディティになっても状況はかわらない

脊髄反射

OracleMySQL など近年の RDBMS はインデックスのデータ構造にB木 (の変種) を採用していますが、その理由はここにあります。

SSDコモディティになると状況は変わる

(中略)

二次記憶上での検索用のインデックスにはこれまで B木のようなディスクに最適なデータ構造が必然的に選択されてきましたが、SSD に変わると、現実的に利用可能なデータ構造にも幅が出て、アプリケーションによっては劇的な改善が可能になるというわけです。

この先 SSD の普及によって、色々なソフトウェアで、驚くような改善が行われる機会を目にすることが多くなるのではないかと思います。その時、単に SSD に変わったから速くなったと捉えるのではなく、どのようなデータ構造が選択されて、そのデータ構造の特性が SSD とどのようにマッチしたのかという視点で見ていくことが大切ではないかと思います。

B木 - naoyaのはてなダイアリー

NAND フラッシュは HDD と比べるとランダムアクセス性能はずっと高いけど、やっぱりブロックデバイスとしてしか扱えない (参考: NAND型フラッシュメモリ - Wikipedia とか) ので、ほとんどの場合 B+-tree が使われるってのは変わらないんじゃないかと。

むしろ、(マルチコア化のようなトレンドと違い) 既存のコードがそのまま速くなるフリービールな点が、SSD のいいところ。