自社サービスからエコシステムへ進化する話 (Re: UI変更批判バトルと複数のバージョンのウェブサービスを同時に配信することについて - hitode909の日記)
ウェブサービス,UI変えると,改悪とか,元に戻してとか,そういう意見が出る.
サービス提供する側の立場では,新しいUIのほうが使いやすかったり,機能が増えたり,収益が増えたりするので,新しい方を多くの人に提供することに価値がある.使いやすいかとか,儲かるかとかは,リリースまでに調べておく必要があり,リリースの結果使いにくくなったり収益減ったりしたら,失敗ということになる.
UI変更するたびに怒られるのは大きな問題で,ユーザーの心情を考えるみたいな気をつけてやるみたいなのじゃなくて,仕組みで解決しないといけない.
(中略)
APIとクライアントという形に完全に分離して,オープンソースにすればましになるかとか考えてたけど,いろいろある.
なんかいいプランがあったら教えてください.
UI変更批判バトルと複数のバージョンのウェブサービスを同時に配信することについて - hitode909の日記
おもしろい話。
ビジネス的には、自社製品を統合型からエコシステム型*1に変更するにあたり、エコシステムに参入するサードパーティから手数料をとれないか、という観点になると思う(エコシステムを維持するコストよりも、サードパーティからの手数料収入が大きくなればなんの問題もないので)。
で、そのようなアプローチは一般的にある。NTTドコモのiモードのコンテンツプロバイダ、Apple AppStore、モバゲー。みんなそう。
どれも、自社の資産(ソフトウェアだったりユーザーベースだったりその他の情報だったり)へのアクセス権と引き換えに手数料をとってる。そうして、多数のサードパーティデベロッパを引きつけることで、ユーザーの多様なニーズに対応でき、結果、エコシステムが拡大するし自社の売上も増える*2。
140文字で収まらなかったのでここに書いた。