re http://www004.upp.so-net.ne.jp/botchy/ssd.htm

これはすごい。おもしろいですね。ただ何点か疑問に思ったところがあります。

S.M.A.R.T. の値

故障の兆候がつかめなかったというのは、S.M.A.R.T. の値にも出ていなかったのでしょうか (それともそういう項目が Eee PC の SSD にはない?)

寿命予測と「空き容量」

自分の不確かな (10年以上前の) 記憶によれば、ファイルシステムは一般に、ディスク毎に書き込みポインタのような単一の値を記憶していて、新規の書き込みは常にそのポインタからディスクの進行方向へ進めていくようなモデルだったと思います (で、終わりまで書いたら、先頭から空きブロックを見つけては書いて行く)。

そのような実装では、OS から見たディスクの空き容量がいくらあろうとも、延べ書き込み量がディスクサイズを瞬間に、SSD のコントローラが把握できる「空き」はゼロになるんじゃないかと。むしろ (まともな) SSD コントローラは、そういう状況を前提に、余分な書き換え用ブロックとデータの入ったブロックをスワップしてダイナミックウェアレベリングを進めて行くんだろうと思っていたんですが、最近の OS (fs) のブロック割当アルゴリズムは全然違うんでしょうか *1

S.M.A.R.T. の話はたぶんドライブ毎に異なるのでいいのですが、後者については自分の知識をアップデートしておくべきかな、と思いました*2

20:20 追記: ext(2|3) のアルゴリズムは worst fit らしい。

*1:細かなチューニングはいろいろ入っているだろうけど、基本的な設計が全然違うものになってるのか、そこがわからない

*2:特に仕事で使う ext(2|3) あたりについて